2024
4/08
✨習慣逆転法✨
皆様こんにちは。
実は、ブログを途中まで書いていたのに、自分の母親の具合が悪くなってしまい、中断していたものを、やっと容態が落ち着き、続きを書くことが出来ましたのでupしました。
内容は2月中旬頃の話しに戻ってしまいますが、その頃皆さんに読んで貰いたくて書いたものですので、宜しければ是非お付き合い下さい🙇❣️
立春(2月4日)を過ぎましたので、確かに暦の上では春ですが、2月15日には春一番が観測され、東京も20℃越え。
早いなぁと思いつつ、一番早かった春一番は、2021年2月4日だそうで。
そもそも、春一番は、“立春から春分の日の間の、強く風が吹く日”ですので、これ以上の最短はない(笑)ですね。
さて、今日は耳が痛い方もいらっしゃるかもしれません。【癖】について、最近の新しい考え方をお話していきます。
【癖】
人に指摘されると、何だかいや~な気持ちになったり、ううん、私そんなことしてないよ。と自覚がなかったり。
今どきの【癖】についての見解です。先ずは!【癖】の対処法から。
『拮抗行動』を起こしてみる。
では、その『拮抗行動』とは?
①問題行動をしたくなったら、それとは両立しない別の行動に置き換えてみること。
②その動作をしているときにはクセができない動作のこと。
③1~2分間維持でき、周りの人から目立たずにできて他の動作のさまたげにならない動作であれば、拮抗行動自体に絶対の決まりはないこと。
と言う考えが出てきています。
例えば爪かみなら、子供用のマニキュアを塗ってあげたり、でしたが、今は、爪をかみたくなったときに、爪を噛めないように手の平に指先をギュッと握りこみ、1~2分、その状態をキープしてみる。
みたいな感じで、先ずは、一連の動作を、全く違った行動にすり替え、違う方向に持っていく、様なイメージでしょうか。
本人にしてみれば、無意識に行っている事を、全く違う別行動に移さなくてはならない事に、やや面倒くささを感じ、それを繰り返すことで、別にそれ(爪かみ)をしなくても特に変わったことも起きないし、大丈夫だった。と言うプラスイメージ体験を自分に植え付けて行く。的な捉え方なのでしょうか。
もし、自分の子供が『爪かみ』をしていたら、先ずは10本の指を見てあげて下さい。
何本爪を噛んでいましたか?
1本? 2本? ………10本?
もし、全部の指を噛んでいたとしたら、
その子は、
【一度始めたら途中で止められない、最後までやらないと気がすまない】性格の子供かもしれませんよ。
途中で爪かみしていることに自分が気付いても、途中で止めることが出来ず、最後までちゃんとやりとげてしまうんです。
そう言う子供には、爪とは全く関係のない他の行動、例えば、読書、ゲーム、何でも構いません。一度手を止めて、他の事をして、また再開する。みたいな感じで、途中で色々の事は中断しても良いんだよ😉と言うメッセージを自分に教えてあげて、それを受け入れてあげる。
これが出きるようになると、爪かみも、全部しなくても良いように思えてくるし、そうこうしているうちに爪かみはなくなっていますよ🍀きっと。
う~ん😔これも何だか先程の『拮抗行動』に似ていませんか?
親がきちんと最後までやりなさい‼️途中で諦めないで最後までやりなさい‼️
と言うメッセージを、本当に真面目に取り組んで来た良い子✨なんだと思います。
先ずは、その事を誉めてあげましょう✨
そして、もう少し、肩の力を抜いて生活しても良いんだよ✨と言う事も伝えてあげましょう🎵
同じ子供でも、大人のこの様なメッセージを真剣に受け止める子供と、そうでない子供がいます。
そんな【爪かみ】から、色々な親子の会話が増えていく事も素敵な事かもしれませんよ。
“中断する” “食べ残し” ものの見方を変えると、こう言うことも時には大切であると言うことが分かってきます。
と言うわけで、今日は物事を中断し、全く別の行動を取ってみる事で、止めたいと思っている【癖】を克服してみましょう✨
是非お試し下さい。
副院長 矯正認定医 清水直子